WiTricity Corporation
企業及びプロダクト概要
2007年に設立されたWiTricity社は、「磁界共鳴技術(送電側と受電側に埋め込んだコイルを共鳴させる非接触充電技術)」を使用して、距離が離れていても安全で効率的なワイヤレス電力伝送システムを開発および商品化している。それまでQualcomm Halo社が所有していたIP(知的財産権)を買収することでワイヤレス充電業界の必須特許を統合、現在では世界中で1150件を超える特許を所有し、さらに500件を出願中である。WiTricityが専門としておりまた優位にある主な市場は電気自動車の充電市場だが、家電、ロボティクス、アプリケーションサポート、コンサルティングサービス、カスタム開発サービス、技術トレーニング、そして世界規模での設備導入に関連した各市場へも製品を提供している。現在同社のオフィスは、アメリカ、中国、スイス、ドイツ、韓国、およびニュージーランドのオークランドにある。
日本企業に提示したいプロダクト
Drive11Global
メインプロダクトのウェブサイトリンク
https://witricity.com/products/automotive/
3つのPRポイント
ポイント①EVのワイヤレス充電および充電ソリューションにおけるグローバルスタンダードを支えるテクノロジー
自動車メーカーおよびEV用充電インフラ企業と協力して、自動充電の運用メリットを提示すべく、EVワイヤレス充電のデモ用モデルを展開する準備が完了している。
ポイント②自動車メーカーとTier1(ティア1: 自動車メーカーに直接部品を供給する一次サプライヤー)が、ワイヤレス充電車両を開発中
WiTricityは、Tier1がワイヤレス充電の受電側装置を開発できるよう、参照設計図(リファレンスデザイン)を提供することが可能であり、また、充電製品自体の提供も可能である。
ポイント③EV用充電インフラ企業は自動ワイヤレス充電の普及によって新しいビジネスを構築可能
WiTricityのワイヤレス充電技術が普及することによって、新旧の充電ソリューションプロバイダーやEVフリートオペレーターは、新しい充電インフラストラクチャビジネスを始めることができる。
マッチングニーズ
■日本でのビジネスにおける展望
オフィス設置の可能性の検討、日本企業との生産・ライセンシング協力、日本企業との技術協力(R&D)など。
■想定する協業連携相手
投資家、バイヤー、パートナー、メディア
■海外におけるビジネスの現状と基本戦略
日本、韓国、中国、アメリカ、ヨーロッパの市場において、主要なTier1と自動車メーカーが、IPと技術のライセンス、および技術移転を伴って、ワイヤレス充電装置を開発できるように普及を進めている。2022年後半には一般向けに発売できるよう、WiTricityのワイヤレス充電装置を世界中で開発および導入中。
■日本企業とのビジネス実績
多くの製造業企業、Tier1ライセンシー、自動車メーカーとビジネスの経験あり。
■マッチングしたい企業像
車両側のワイヤレス充電機器のTier1になる能力と意欲。または、自動ワイヤレス充電で運用効率を改善することに関心と計画を持つ、商用EVフリートオペレーター(電動車両を事業で運用する民間企業)。
企業情報
企業名
WiTricity Corporation (ワイトリシティ)
国
米国
創業者名
Alex Gruzen
創業年
2007年
従業員数
50-100
ウェブサイトURL